ハーマンインターナショナル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:トム・メッツガー)は、今年創立75周年を迎えるアメリカ カリフォルニア発祥の世界最大級のオーディオブランドであり、日本においてワイヤレススピーカー3年連続販売台数No.1に輝く※1「JBL」ブランドより、165mm径ウーファー採用のコンパクトなブックシェルフ型スタジオモニター「4309」を2021年7月から販売いたします。
1970年代初頭に登場して以来50年間にわたり、高い人気と実績を誇ってきたJBLスタジオモニター。最新技術の搭載によりワイドレンジ2ウェイとして開発されたスタジオモニターのフラッグシップモデル「4367」。そして、その兄弟機となる「4349」に続き開発された本モデルはそれらのモデルと共通の音響技術を搭載したシリーズの末弟として、象徴的な2ウェイ・ホーン型スタジオモニタースタイルで統一された新たな「4300」シリーズを形成。コンパクトなボディに優れたパフォーマンスを発揮する先進技術を投入することにより、現代ニアフィールド・モニターにふさわしい音響性能を獲得しています。
中高域用ユニットには上位モデル同様のD2テクノロジーを応用した25mm径リングラジエーター型コンプレッションドライバー「D2410H-2」を採用。先進のHDITMホーンと合わせて、鮮明かつ立体的な音像イメージを実現します。また、低音域用ユニットには伝統のピュアパルプコーンを採用した新開発の165mm径ウーファーユニット「JW165P-4」を搭載。これらのユニットを最大限に活かすために徹底的に歪みを除去したプレシジョン・ネットワークと高剛性キャビネットを採用しています。
上位モデル譲りのサウンドクオリティを極限までコンパクトに収めることで、通常のリスニング用途としてはもちろんのこと、デスクトップ・モニターとして使用することも可能です。
発売より半世紀。常にプロフェッショナルの現場で活躍し続けるJBLスタジオモニターの最新モデル「4309」でご家庭でもプレミアムな音楽体験をお楽しみください。
製品名 | タイプ | 発売日 | 価格 |
4309 | 165mm径2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー | 2021年7月 | 標準価格¥198,000(税込)/ペア
|
<特徴>
■上位モデルを継承したプロダクト・デザイン
JBLスタジオモニターの伝統的なビジュアルデザインに、上位モデル「4367」、「4349」と共通のJBL最新の音響技術を搭載したシリーズの末弟として、象徴的な2ウェイ・ホーン型スタジオモニタースタイルで統一された新たな「4300」シリーズ・ファミリーを形成します。
■新開発コンプレッション・ドライバー「D2410H-2」採用
「4367」、「4349」に搭載されているD2ドライバー技術から派生した、強力なネオジム・リングマグネットと25mm径Teonex®製リングダイアフラムを用いた新開発のコンプレッションドライバー「D2410H-2」を搭載。
●軽量なTeonex®製ダイアフラムを剛性の高いV断面のリング形状に成形したVシェイプ・リングダイアフラムが不要な分割振動を抑え30kHzを超える超高音域まで解像度の高い優れた再生能力を発揮。
●ジェットノズルを思わせるアルミダイキャスト製センターコーンとアウターリングにより、25mm径リングダイアフラムによる音響出力を12.5mm径の開口部へ集中させるリングラディエーター型コンプレッション構造がダイアフラムの振幅を抑え歪を最小化。
●大径ボイスコイルと強力なネオジム・リングマグネットにより必要かつ十分な音響出力を確保。
■先進のHDI-Xウェーブガイド・ホーン搭載
上位モデルに搭載された先進のHDI-Xウェーブガイド技術を用いた新世代の定指向型ホーンを搭載。
●広い周波数帯域に渡って、水平方向100°×垂直方向80°の安定した一定の指向性パターンを発揮するHDI™(High Definition Imaging)ウェーブガイド技術がリスニングルームの影響を抑えながら広いリスニングスポットを提供。
●独自のウェーブガイド・パターンが詳細で鮮明な立体的音像イメージを創出。
■伝統のピュアパルプコーン採用のウーファーユニット「JW165P-4」
JBLスピーカー伝統のピュアパルプコーンと強力な超低歪磁気回路採用の新開発165mm径ウーファーを搭載。
●JBL伝統のスクエアクル形状のアルミダイキャスト製フレーム採用。
●同心円状の強化リブを配したブラック・ピュアパルプ・コーン採用。
●エッジには高い耐久性と柔軟性を合わせ持つNBRハーフロールエッジを採用。良質な素材と最適化されたエッジ形状が優れたリニアリティーと25mmに及ぶ大振幅特性を低歪みで実現しています。
●前後対称磁界の形成を果たしたJBL伝統のSFG磁気回路を搭載。大型デュアル・フェライトマグネットにアルミスタビライザー、コッパーショートリングを組み合わせることで高調波歪を低減し、ロングボイスコイル設計により大振幅特性を実現した強力な駆動部を形成。
●センターベント付ポールピースがボイスコイルの発熱を抑えパワーコンプレッションを低減。
■ユニットのポテンシャルを最大限に引き出すプレシジョン・ネットワーク
高感度ドライバーユニットと高精細なHDIホーンを活かすために低歪ネットワークを搭載。
●高域用コンデンサーにはすべてLow-ESR(静電抵抗)のメタライズドフィルムキャパシターを採用。インダクターには太ゲージ銅線を用いた空芯コイルを採用。
●8kHz~20kHz間の高域微調整が可能な±0.5dBステップのスイッチ式UHFトリムコントロールを装備。ニアフィールド・モニタリングからリビングなどの大空間での使用、棚への設置時など、使用環境に応じた高域レベル微調整が可能。
●低域用と高域用フィルター回路を独立構成としデュアルターミナルを装備したバイワイヤー/パッシブバイアンプ対応設計により、相互干渉を低減。
■JBLスタジオモニター伝統の仕上げが施された高剛性キャビネット
●内部に十字型ブレーシングによる補強を施すことで前後左右のパネルを強固に結合、強力ウーファーによるバックプレッシャーを寄せ付けない高い剛性を確保。
●底面にはボトムベース・ボードを追加し補強と共に設置面への振動伝達を低減。振動による干渉と滑りを防止するシール式パッド付属。
●JBLモニター伝統のフロントバスレフ方式のポートには、キャビネット内外の開口部に大きなフレアを設け大振幅時における大量の空気の流入出をスムースにし、ポートチューニングに伴うQの急激な上昇を抑え自然なバスレフ効果を生むスリップストリーム設計のツインポートを採用。
●JBLスタジオモニターの証し、伝統のブルーバッフルとウォールナット突板による背面を含む4面リアルウッド仕上げ。
●濃紺のフロントグリルはウーファーバッフルのみを覆うことで装着時の中高域の減衰を排除。
<透視図>
<主な仕様>
製品名 | 4309 |
タイプ | 165mm径2ウェイ・ブックシェルフ型 |
低域ユニット | 165mm径ピュアパルプコーン・ウーファー(JW165P-4) |
高域ユニット | 25mm径 Teonex®リングダイアフラム・コンプレッションドライバー(D2410H-2) |
推奨アンプ(rms) | 25~150W |
公称インピーダンス | 4Ω |
出力音圧レベル(2.83V/1m) | 87dB |
周波数特性(-6dB) | 42Hz~30kHz |
クロスオーバー周波数 | 1.6kHz |
入力端子 | 金メッキ・バインディングポスト型デュアルターミナル |
エンクロージャー形式 | フロント・バスレフ方式 |
キャビネット仕上げ | ブルーバッフル・4面ウォールナット・サテン仕上げ |
外形寸法(W×H×D)mm ※グリル含む | 260×419×227 |
本体重量 ※グリル含む | 11.0kg(1本) |
発売日 | 2021年7月 |
価格 | 標準価格¥198,000(税込)/ペア
|
※仕様、価格は変更となる場合がございます。
※1全国の家電量販店、パソコン専門店、ネットショップなどから収集した実売データ「BCNランキング」にもとづき、1年間の累計販売数量が最も多かった企業を部門ごとに表彰する「BCN AWARD 2021」にて、ワイヤレススピーカー部門の第1位を3年連続で獲得しました。